ソロモン諸島について
ABOUT
ソロモン諸島は、6つの大きな島と、1000ほどの火山島・珊瑚島からなります。西端のショートランド諸島の北西には、わずか9キロ先にパプアニューギニアのブーゲンビル島があり、また最東端のサンタ・クルーズ諸島(テモツ州)の南東には、海を挟んでバヌアツ共和国が続いています。主要6島はいずれも幅24~56km、長さ92~181kmで、北西から南東に向けて、チョイスル島、ニュー・ジョージア島、サンタ・イザベル島、ガダルカナル島、マライタ島、サン・クリストバル島などが2列の鎖状に連なり、その外縁にレンネル島、ネンドー島などが南緯5度10分~12度45分、東経155度30分~170度30分の間に点在しています。 主要島はいずれも峻険な山岳地帯が多く、ほとんどが熱帯雨林に覆われています。島々は環太平洋火山帯に連なっており、ところによっては未開発の温泉がみられるほか、ときおり地震も発生します。 陸地の総面積は約3万平方キロメートルで、これは岩手県の約2倍、四国の約1.5倍の大きさになります。排他的経済水域は、南太平洋では3番目に大きい135万平方キロメートルにもなり、かつお・まぐろの好漁場として知られていて、かつては大洋漁業(現マルハニチロ)が缶詰工場を経営していました。
ソロモン諸島は年間を通して高温多湿の海洋性熱帯雨林気候。赤道の南側になるので、日本と寒暖の季節は逆ですが、月平均気温は24.8度(7月)から26.3度(1月)とあまり変化はありません。一方雨量には季節変化があり、5~10月が雨の比較的少ない乾季、11~4月が雨季にあたります。降雨量は、乾季(8月)では約100mm(東京の11月の降水量)ですが雨期(3月)には約350mmに達します。天気は変わりやすく、雨期にはしばしば激しいスコールに見舞われることがありますが、サイクロンは数年に一度ぐらいの割合でしか襲来しません。